8月25日(金)は、テアトル新宿にて『無限のリヴァイアス』のオールナイトを行いました。
劇場ロビーには直筆サイン入りの色紙や、7話のセル画、プラモデルを展示。また、10月27日(金)に発売されるBlu-ray Boxの予約も行われ、開場前から多くの人でにぎわいました。
トークショーでは、シリーズ構成の黒田洋介さんがMCを担当し、谷口悟朗監督、相葉昴治役の白鳥 哲さん、相葉祐希役の保志総一郎さんを迎え当時の収録秘話や、作品への思いなどが語られました。
ちょうど同日に、Blu-ray Box特典のオーディオコメンタリーの収録を終えたということで、話題は当時の収録の話に。
アフレコでは、尾瀬イクミ役の関 智一さんのスケジュールが合わず、チック・クラート役などを務めた遠近 孝一さんが、収録中に代役としてイクミの台詞を当てていた事が明かされ、谷口監督は「関さんのスケジュールがいっぱいなことはわかっていたが、本作に参加していてほしかった」と語り、各チームのリーダー役の出演者にもキャラクター同様、チームを引っ張ってほしかったと、語りました。
その後、話題はBlu-ray Boxの話に。
今回特典として、黒田さんが脚本を描き下ろしたドラマCDが3枚収録されることが決定。
Blu-ray BoxのCM・PVの原稿は、黒田さんがチェック中にヒートアップし、一語一句書き直したという秘話も飛び出しました。
オーディションを行った時の話では、保志さんは最初、昴治を受け「昴治のような役に自信があった」と語る中、黒田さん、谷口監督は「保志君は完成した主人公になっていた。揺らいでる主人公が欲しかった 」と語りました。本作のキャスティングに関して、“キャラクター”というよりは、“人物”という「生っぽさ」を求めていたと谷口監督は語ります。
そして役作りに関して、白鳥さんは“憑依型”だという話題に。他作品も含め、キャラクターの心情で共演者を見てしまうという話に、会場から笑いの声が上がる場面もありました。
また、あおいが昴治の前で号泣する場面について、黒田さんは「7話あたりのシナリオを書いていた段階であのシーンは考えていて、かなり成熟して作ったシーンだ」と語り、白鳥さんは「あの時の収録現場はいつもと違った、忘れられないシーンだ」と語りました。
白鳥 哲(相葉昴治役)
「僕にとって『無限のリヴァイアス』は、思い出の1ページで、忘れられない作品です。ぜひ自分の子供や、孫や、いろんな人に『リヴァイアス』を伝えていってもらえたらなと思います。今日は有難うございました。」
保志総一朗(相葉祐希役)
「『リヴァイアス』は、役者になってからの青春で、毎週のアフレコが冒険でした。本作を通じて色々なことを感じてほしい作品です。今後も『リヴァイアス』を宜しくお願いします」
谷口悟朗(監督)
「この作品があった事によって、今こうして仕事をさせて頂けてるきっかけになったんだろうと思います。また20周年皆様にお会いする機会があるかもしれませんので、その時は宜しくお願い致します」
黒田洋介(シリーズ構成)
「『リヴァイアス』の脚本を務めたことで“脚本家になったんだ”と本気で思えるようになりました。僕に深い宿命を与えてくれたような作品ですし、“脚本家として生きていけ”と言われたような気がします。そして18年たった今、僕はここにいます。それを支えて頂いたのは皆さまです。本当に、有難うございます」
『無限のリヴァイアス』Blu-ray Box特装限定版は10月27日(金)に発売となります。
Amazon.co.jp及び、バンダイビジュアル公式通販サイト・バンダイビジュアルクラブ(BVC)での限定販売、予約締切は9月19日(火)までとなっていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
『聖戦士ダンバイン』TVシリーズ全49話を三部作(各1時間)に再編集したバージョンと、新作OVA『New Story of Aura Battler DUNBINE』三部作(各30分)を一挙上映するオールナイトイベントがテアトル新宿で開催された。Blu-ray BOXのパッケージイラストを担当したキャラクターデザインの湖川友謙さん、メカニカルデザインの出渕 裕さんが来場し、上映前約1時間にわたり、たっぷりと当時の様子をディープに掘り下げていった。
意外なことに当時お二人が顔を合わせて打ち合わせる機会はそれほど多くなかったという。それぞれ富野由悠季総監督にデザインを提示し、設定制作を仲介したやりとりで詰めていく進め方だったのだ。キャラクターに関しては富野由悠季総監督から名前や性格が提示され、人間関係を示した図をベースに湖川さんが考える。衣装や色彩もふくめて自由度は高く、当時の意図は「アニメファンの人気を全部持っていこう」ということだったというから、驚きだ。
一方、メカ担当の出渕さんは、当初メインで入っていた宮武一貴さんに事情があって降板したため、引き継ぐかたちで参加した。その時点で上がっていたオーラバトラー3体とオーラシップ1機をベースに世界観を合わせてデザインを進めたが、出渕さんは映画『ダーククリスタル』でも知られるブライアン・フラウドのファンタジー感覚が好きということで、その影響があるという。
そして中盤から登場したビルバインには湖川案も用意されたが、残念ながら採用されていない。玩具メーカーの意向を優先して現在のデザインとしたのに、残念ながら放送中に倒産した等、多面的なエピソードが披露された。会場には作曲を担当した坪能さんも来られていたため、音楽に関する話題も交えながらトークは楽しく進んでいく。
後半は湖川さんの「ライブドローイング」が始まり、大きな模造紙いっぱいに墨汁と筆が軽やかに走り、キャラクターが次々と現れていく。ダンバインのキャラかと思いきや……という一幕もあって、湖川さんの絶妙な解説に満場爆笑となった。これぞその場だけの「ライブ感覚」の産物と言えよう。
並行して出渕さんからOVA版の秘話も語られた。当時、バンダイの雑誌「B-CLUB」で出渕さんは「オーラ・ファンタズム」という連載をもっていた。イラスト的な質感とディテールでバイストン・ウェル世界とオーラバトラーを描くものだ。OVAを監督した滝沢敏文さんは、そのイラストのイメージを中心に物語世界を構築し、質感のあるハーモニー技法でオーラバトラーを描くことになった。動きがスライドだけになるなど制約はあるが、挑戦的な映像は、こうして誕生した。
仕上がったドローイングは、その場でプレゼント。大きな盛り上がりの中で、トークショーはバイストン・ウェル世界へと観客をいざなうオーラロードとなったのである。
(レポート・司会:氷川竜介)
8月15日(火)は、テアトル新宿にて『ヘボット!』のレイトショーを行いました。
劇場には立ち見席も完売するほどファンの皆様にお越しいただきました!
ロビーにはパネルや展示など、所狭しと登場。
上映後のトークショーでは司会にプロデューサーの關山晃弘さん、ゲストに石平信司監督とシリーズ構成・脚本の冨岡淳広さんが登壇。
監督、冨岡さん共に認める「脳みそがやられる」奇想天外さが特徴の『ヘボット!』ですが、第1話から伏線を多数潜ませており、意外なシーンが最終話以降のエピソードである事が明かされると会場にはどよめきが。
最初の企画書は学園モノであった事やモチーフとなった作品など、様々な制作秘話も語られました。
また、事前にTwitterで募集した質問に答えて頂くコーナーでは「制作で大事にしている事は?」と訊かれると、
監督は「子ども向けの枠なので、お子さんには勢いの良さと言葉遊びの面白さに楽しんでもらい、一緒に観ている大人には『変なのやっているな』と観ているうちに変なハマり方をするように仕込んでおきました」と回答。
他にも「視聴者の反応で予想外だったものは?」「唐突に本編とは一切関係のない映像はどの制作段階から?」と様々な質問が飛び出しました。
ヘボットと一緒にチギルの「ダメだ!ダメだ!」のポーズで記念撮影も。
最後にお二方よりメッセージを頂いてトークショーは終了しました。
冨岡淳広(シリーズ構成・脚本)
「次の放送をお楽しみに!よろしくお願いします!」
石平信司(監督)
「46話の後から最終章が始まります。
今日かなりクライマックスに近いの話数のダビング(音楽や効果音入れる作業)やってきましたが、めちゃめちゃヤバかったです。脳みそがはじけ飛びます。脳みそを大事にしておいて下さい」
寄せ書きボードには沢山のメッセージが。ヘボットカラーのお花も頂きましたYO!
ご登壇頂いたゲストの方々、ご来場いただいた皆様マジさんくす!でした!
8月15日(火)は、新宿ピカデリーにて『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』のレイトショーを行いました。
▲左から司会の曽野由大さん、菊地成孔さん、小形尚弘プロデューサー
初の試みとして、本作の英語音声・日本語字幕版を上映したほか、上映後にはトークショーを実施。ゲストとして、音楽を担当する菊地成孔さんと小形尚弘プロデューサーらが登壇し、制作秘話などを披露しました。
英語版の上映ということで、サンライズの海外担当・萩野あかねさんも登壇し「英語版の音声収録はキャストが集まる日本とは違い1人ずつで行うので、レコーディングには時間がかかる」など、英語版を制作する際の裏話などを披露しました。また、海外からの来場者向けに、曽野さんによる同時通訳も実施しました。
菊地さんからは楽曲について、「アニメでは全て本編を見る前に音楽を作るので、オーダー表と事前の打合せから楽曲の作成を行った」と語られました。また、コンセプトとしては「主人公2人が戦闘中に聴いている音楽」をイメージして作ったことも明らかになりました。
英語版の音響監督のStephanie Shehさん、ダリル役のJohnny Yong Boschさん、クローディア役のCherami Leighさんからのコメント映像も上映しました。なんと、Stephanieさんは『機動戦士ガンダムUC』のオードリー役を、Johnnyさんは『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュ役を、Cheramiさんは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』クーデリアも演じているとのことで、その演技の幅の広さに会場からは驚きの声が上がりました。
英語版キャストコメントで「嘔吐シーンは苦労した」というコメントがあり、小形プロデューサーからは、日本の収録でも嘔吐シーンは音響監督のこだわりが詰まっていることを明かしました。内容物や水分量なども考慮して役者さんには演じてもらったということです。
スクリーンでは『機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER』全世界同時公開トレーラーも上映し、小形プロデューサーからは「追加のシーンも多数用意しています」と制作状況も語られました。また、ニューヨーク「Anime NYC」での菊地さんによるライブ告知に加え、サウンドトラック第2弾の発売日が11月15日であることも発表されました。
アメリカ「Anime Expo 2017」で実施されたガンダムパネルの模様を初公開し、その熱気に劇場からは拍手が起こりました。
最後はプレゼント抽選会を実施し、太田垣康男先生のサイン入り「サンダーボルト」アメリカ版コミックスがプレゼントしました。
菊地成孔(音楽担当)
ガンダムというコンテンツをやらせていただき、多くの支持を頂けてありがたく思う。サウンドトラックの2枚目は、1枚目を凌ぐ出来になっているので、楽しみにしていただければと思います。ありがとうございました。
小形尚弘(プロデューサー)
英語音声版の上映という初の試みでしたが、これからはこういった形で、世界でもガンダムを展開できればと思っております。11月の『BANDIT FLOWER』も頑張りますので、これからもよろしくお願いします。
萩野あかね(サンライズ・海外担当)
『サンダーボルト』は、英語の音響チームがとても頑張ってくれました。『BANDIT FLOWER』の制作決定も喜んでいたので、ぜひ発売された際は英語音声版もチェックして頂ければと思います。ありがとうございました。
曽野由大(司会)
「アッガイ博士」など、アッガイ冬の時代を支えたと自負しておりますが、トレーラーを見た後だと、11月の『BANDIT FLOWER』が非常に楽しみになりました。今日はありがとうございました。
今後も機会があればこのような上映会も行っていきたいですね。
ゲストの皆様・来場された皆様、ありがとうございました!
8月12日(土)は、新宿ピカデリーにて『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』オールナイト上映を行いました。
▲左から内匠靖明さん、河西健吾さん、寺崎裕香さん
投票で選ばれた第39話「助言」から第50話「彼等の居場所」までの全12話を上映したほか、公式ラジオ「鉄華団放送局」の公開録音も実施し、ゲストとして三日月・オーガス役の河西健吾さん、クーデリア・藍那・バーンスタイン役の寺崎裕香さん、昭弘・アルトランド役の内匠靖明さんが登壇。劇場は大盛り上がりでした。
河西さんによる影ナレなど、イベントは冒頭から笑いに包まれ、そこへ夏らしい浴衣姿のゲスト3人が登場。
公開録音がスタートすると、公録ならではの会場からのリアクションに3人のテンションは上がっていきます。
ラジオではお馴染みのコーナーから、寺崎さんのラジオ復帰を記念したコーナーなど、終始大盛り上がりで公録は進みました。
時間はあっという間に過ぎ、最後にスペシャルゲストとして小川正和プロデューサーが登場。キャラクターコンプリートブックの発売、さらにドラマCD企画進行中との情報が発表されると、会場からは本日一番の歓声が起こりました。
ラジオパート終了後は、会場だけのスペシャルプレゼント抽選会がスタート。
3人のサイン入りガンプラやキャラクターグッズに加え、本作でキャラクターデザインを務める千葉道徳さんの描き下ろし色紙も登場しました。
内匠靖明さん
「皆様の前で『鉄血のオルフェンズ』のイベントができてうれしいです。ドラマCDの企画も進行中とのことで、これからも『鉄血のオルフェンズ』をよろしくお願いします!」
寺崎裕香さん
「最初は久しぶりのイベントで緊張していましたが、“ただいま”を言える場所があるのはうれしいことだと思いました。これからも『鉄血のオルフェンズ』そして「鉄ラジ」をよろしくお願いします。今日はありがとうございました!」
河西健吾さん
「これで一区切りとはなりますが……劇場版をやりたいよ!やりたいよね!?というわけで、これからも『鉄血のオルフェンズ』をよろしくお願いします。本日は本当にありがとうございました!」
今回の公録の模様は、8月27日(日)よりインターネットラジオステーション「音泉」にて配信予定となっているので、ぜひお聞きください。
ゲストの皆様・来場された皆様、ありがとうございました!
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